<ご参考>
じつに30か月の期間を、
DH LabsはGlass Masterの研究開発に費やした。
伝送性を重視し、またきつい折り曲げの径によっても破砕しないために、
わざわざドイツから登録商標の本物のグラスファイバーを取り寄せたという。
最終製品にはどのような機器にでも対応できる広帯域幅を供給できるよう
その高純度グラスファイバー300芯が投入された。
また、このケーブルのテストの一部は、
異なる波長で、屈折率分布、繊維ジオメトリー検査、
確実な抗張力、帯域幅能力と減衰を含む。
言い換えれば、
これはただの光ケーブルではないのだ。
Glass Masterについてのすべては、ハイエンドオーディオ領域に入り込む。
私のSchiit Yggdrasil DACの上で、
S社製トスリンクのコネクタはしっかり噛むことなしに挿入されるため外に滑る。
しかし、GlassMasterのグリップは万力のようだ。
それは光透過のための安全な適合と完全な調整を確実にする。
音の輪郭のぼやけを防ぐために、
Toslink、USB、Coaxの音質パフォーマンスは、
コネクタとそれぞれのハードウェア端子との間での
こうした接続ポイントの実現が必須なのだ。
そう、Glass MasterはあなたのDACの聞こえ方をひっくり返すだろう。
Glass Masterを私のM社製とS社製 Toslinkケーブル、
そして75オームのデジタル同軸ケーブルと比較し、
その違いはリスニングにおいてひじょうに重要になると感じた。
実際、私のDVP-S9000ESにおいて、
同軸出力という標準的な選択より、私はGlass Masterを好む。
一般論として、同軸は装置の間でより単純な接続だ。
しかしS9000ESがディテールを表現する機器であることを考えたとき、
Glass Masterはより厳しい要求に応えてくれる。
それは、同軸とToslinkケーブルの多くが複数のWi-Fi機器周りで
DACへ行く途中一部の力を省略してケーブルを相互接続しなければならないためであり、
そのことはGlass Masterが同軸を上回った一つの理由であり得たと思う。
私は確信した、Glass Masterにおいて、
DH Labsが何らかの特別なことを成し遂げたと。
(「The Sound Apprentice」2016 12月より抜粋)