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Weiss Digital、Clayton Audio、AUDES、Daedalus Audioなど多くの名立たるハイエンドオーディオメーカーが内部配線にDH Labsを投入していることをご存知の方もおられることでしょう。「POWER BULK Red」は、そうしたDH Labsの実力をいやが上にも知らしめる超弩級バルクケーブルです。
10AWGの純銀コートされた高純度銅撚線3本からなり、導体総数は1,386芯に及びます。その強力な伝導性はいうに及ばず、超低インダクタンス設計、高周波ノイズへの多重遮蔽シールド、超厚手の共重合体誘電体および3mm厚のアウターによる制震など最強の装備がなされ、あらゆるハイファイシステム、シアターシステム内における伝送性強化に貢献し、音質向上、画質向上を約束します。
その再生音は、一瞬肩の力が抜け落ちる程の静粛性を実現させます。音のエッジをくっきりと浮き立たせますが、けれど刺々しさはなく限りなくナチュラルな感触です。ヴォーカルにもソロ楽器にも肉質感があり、実在感に溢れています。雑味や滲みとともに過剰なエコー成分も消え去り、あくまでも等身大の3D音像が目の前に立ち上がるのです。このレベルの実像感、そう容易に実現できるものではありません。POWER BULK Redは、オーディオ、そしてケーブルにおける「位相」というものがいかに大事かを教えているようです。
自作用として決して安価な素材ではありませんが、プラグ及びIECによるターミネーションの施された完成品が現地価格でさえ1m:8万円程で流通しておりますので、その意味でも決して入手されて損になる製品ではありません。多種の電源アイテム、スピーカーケーブルなど、この製品の持つポテンシャルを如何なく引き出していただきたいと思います。
(「Soundstage」Recommend、「Bound for Sound」Recommend、「Positive Feedback」Recommend)
■1,386 strands of extremely Pure Silver-coated OFHC Copper、Three 10 AWG conductors、Copolymer dielectric、Double-shielded construction、Utilized in an Ultra-low inductance、Diameter:16.0mm
※表示価格は1m切売の価格です。
(数量欄にご希望メーター数をご入力下さい)
※なお70cm、80cm、あるいは1.2m等もお気軽にメールでご相談ください。
10cm単位の正確なお見積りをご返信いたします。
※レッドカラーによる印象的なアウターですが、落ち着いた色調を好まれる方にブラックのスリーブをご用意しております。備考欄に「スリーブ希望」とお書き添えください。(スリーブは無料サービスさせて頂きます)
<ご参考(1)>
私はいくつかの配置で「Red」の試聴を実施した。
壁コンから直接ClaytonのM200sへ。
Audio Magic のTranscendenceからCaryのSLP-05プリへ。
そしてHT systemへ供給するEqui=Tech のET1.5Qの電源として。
「Red」に交換するケーブルのシナリオは、
最初にJ社の「Aluminata」(現地価格:3m 約55万円)。
次にA社の「Clairvoyant Special Edition」(同:3m 約66万円)。
最後にJ社「Kaptovator」(同:3m 約30万円)から交換するというものだ。
「Red」はこれらと競い合うことになる。さて、結果はどうだったか。
じつに素晴らしかった。
仰天させるほど生き生きとした興奮を提供した。
生命感があり、本能的だ。
このケーブルは部屋の中に音楽を躍動させ、
素晴らしい明晰さのセンスがあり、
私の使っていたリファレンスケーブルを上回る実在感を現した。
また、決して分析的すぎず、大げさでもない。
それはあくまでも音楽性における生命感であり、
聴き手は卓越した明瞭さと存在感のある「音楽」を聴くのだ。
そう、音を正確に特定させる音響的性能を持つが、
実に、この銀コート銅導体には音の楽しさがある。
音質はぎらつかず、やせ細らず、暖かすぎず、暗くない。
きわめてニュートラルだ。
システムに更なる鮮明さと活気を加える場合にも適切であるが、
より暗い管球システムにもお奨めする。
Wow!素晴らしく良くなり、スピードが出ることだろう。
サウンドイメージに、正確で色彩感のある現実味が得られる。
高解像度と、手に触れられそうな音像のサイズ感、
その両方を提供してくれる。
どのような超高額ケーブルと比較試聴しても、
「Red」が戸惑うことなど、決してなかった。
Dave Clark氏評より抜粋(Positive feedback)
<ご参考(2)>
製品について
DH Labsの「Red」には3本の肉太い10AGの導体があり、
それぞれが462芯の銀コーティングされたOFHC銅で構成されている。
その導体量を思えば、このケーブルは比較的軽くて柔軟性があるといえる。
各導体は、インダクタンスを低減させるため、
また電流レベルの急速な変化に対する導体の抵抗を低減させるために、
とてもきつく巻かれている。
そして3本の導体はコットンファイバーによって仕切られ、互いに独立している。
導体の上は共重合体誘電体で覆われ、
ディファレンシャルモードノイズを防ぐ。
発電所や、隣人のヘアドライヤーや冷蔵庫などの電気系統を通って
ケーブルに入って来るタイプのノイズだ。
誘電体の上には2つのシールドが置かれ、外的なノイズを防御する。
例えば、近くにある他のケーブルから帯状に放射される
空中無線周波数干渉(RFI)などが含まれる。
最初のシールドは、スズと銅の多芯ブレードで構成されており、
第2のシールドは、導電性フォイル層とドレイン線で構成されている。
そして、外側のシールドの上に
「Red」の特徴的な赤いアウタージャケットで厳重に覆われる。
「Red」は最も要求の厳しいオーディオコンポーネントに適していると
言われている。
確かに良いケーブルというものは、
おそらくほぼすべてのオーディオコンポーネントのための
素晴らしいオプションになるだろう。
そうはいってもこの太い導体と超低インダクタンスに基づくなら、
「Red」は、とりわけ高電流を必要とし、電源供給の制限されない
パワーアンプに益をもたらすと思われる。
少し実験した後、私はMartin LoganのVantage静電スピーカーに
2本の「Red」を使用した。
これは私のシステムで、通常アンプと並んで、
良い電源ケーブルから最も恩恵を受ける場所だ。
3本めの「Red」は、HalcloのMC50パワーアンプに割り当てた。
バーンイン不足による害を取り除くため、
リスニングを行う前に約150時間電流を流した。
組み合わせられている他社製コネクターの音質傾向を踏まえれば、
(訳注:米国版で使用されたコネクター)
「Red」は暖かい方向性と緩い視野を示すだろうと予想された。
しかし、この電源ケーブルの傾向がその正反対であることを発見するのに
それほど時間はかからなかった。
「Red」の音は、ひじょうにニュートラルで、活気に満ちて、
前方に出てくる音であり、音楽に興奮をもたらしたのだ。
試 聴
最初の試聴はジョーマ・カウコネンの「Blue Country Heart」
SACD(コロンビアCS 86394)。
サム・ブッシュ、ベア・フレック、ジェリー・ダグラス、バイロン・ハウスなどの
ブルーグラスの伝説をフィーチャーしたこのアルバムは、
1920年代から1930年代にかけてのカントリーのブルースヒット集だ。
ヴィンテージ・アコースティック楽器は、
ほぼ100年前の録音に使用されたもの。
このアルバムのすべてのトラックで、サム・ブッシュのマンドリン、
ジェリー・ダグラスのドブロ、ベア・フレックのバンジョーの最高音から、
バイロン・ハウスのウッドベースの最も低い音に至るまで、
私のシステム内の「Red」で不自然に強調される部分はどこにもなかった。
多くがミッドレンジの下部に位置しているこの音色の中立性は、
カウコネンの素朴なボーカルに特に明らかだった。
私はこの領域を過度に強調するいくつかの電源ケーブルを聞いたことがある。
そうすれば、声は少し泥に汚れたように聞こえる,
「Red」は特に「Big River Blues」で、
カウコネンの声の豊かでひび割れた暖かさを美しく表出させた。
しかも、優雅さと鮮明さを維持しながら。
また、驚いたことに、「Red」は緩い視野を作り出すことが全くなかった。
それは私が日頃慣れていたより、私のリスニングチェアに0.6m-1m近くに
ミュージシャンを近づけた。
サウンドステージの大きさや次元は全く欠け目がなく、期待通りだった。
プレゼンテーションの後方も幾分か前に出て、最前列のリスニング体験を提供した。
もちろん、音色バランスやサウンドステージの配置は、
個人的な好みとシステムとのマッチングにもよるだろう。
しかし、ダイナミックな能力、ノイズ低減、詳細描写、瞬間的レスポンスなどという、
はるかに客観的な基準に来たときに、「Red」のような優位性を表すことができるだろうか?
「Blue Country Heart」、そして「Prohibition Blues」は、
バイロン・ハウスのウッドベースを含んでいる。
この楽器は、低音領域に到達するだけでなく、
サブベースが始まる35Hzまで下に行くことができる。
この領域の周波数をより良く聞こえるように再生するためは、高電流を必要とする。
「Red」がシステムに高電流を送り込んでくれるので、
それは今、非常に深い低音を生成することができ、
私はライブハウス会場における強い、突き破るようなエネルギーを体感した。
その後、私は響きが混濁し、不明瞭になる可能性のある
40-160Hz辺りの帯域に焦点を当てた。
「Prohibition Blues」の再生において、「Red」はディテールを明確にし、
ベースの音のエッジを明らかにして、たいへん明瞭に聴かせた。
響きはまた、色調の個性を与えられ、ソースの音楽性を増加させることに貢献した。
これらの改善は、ノイズフロアの大幅な低下によってもたらされたものだ。
よく録音されたアコースティック音楽で各々の響きが識別しやすくなった。
次の「カルミナ・ブラーナ」(Telarc SACD-60575)は、
爆発的な大太鼓のパートを聴くのに、
おそらくこれより最適な音楽作品はない。
そして、急速なトランジェントと瞬間的な要求に必要な電力を伝える電源ケーブルの能力をテストするのに良い。
また、クラッシュシンバルが放散される音は、
「Red」の最高音域での能力を確認する機会を与える。
「Red」による再生では、「O Fortuna」の大太鼓の揺れ動く音は重く、
同時に速くて強烈なインパクトがあった。
私がアップライトバスで聴いていたものを考えると、
実際にこうしたタイプの改善は予測していた。
しかし他のケーブルで大太鼓の音が破綻していた部分を
「Red」が改善したことは、予測していなかったことだ。
いまや大太鼓の皮の反響の波紋までが識別可能になり、
最後は完全な無音の背景に消えて行った。
繰り返すが、これは間違いなく非常に低いノイズフロアによって
初めて可能になったものだ。
超高音域では、「O Fortuna」のシンバルは、
エネルギッシュで、鮮明で、煌めいていた。
私が他製品で再生したすべての録音の高域の一般的な活気とは異なり、
それらは常に繊細で、明るさとまぶしさには限界がなかった。
しかし、不正な強調感でそれらに注意を向けさせられることは皆無だった。
「Red」は、私のリスニングエリアの真ん中に「O Fortuna」を連れて来た。
そしてほとんどの場合、それは楽器に重要な重量を追加し、
大太鼓などにきわめて堂々とした響きを与えた。
ショックと畏敬の念を呼び覚ましつつ、
私のシステムの音響性能の向上に大きく貢献した。
それはこの作品を忠実に再現するために必要不可欠な性能だったといえる。
また、合唱に関しては、
私が使用しているハイエンド電源ケーブルを凌ぐほど、
正確なフォーカスと存在感をもたらした。
結 論
リンゴの実は木から遠くには落ちないと言われるが、
DHラボ「Red」の場合、それは確かだ。
私がテストした他のDH Labs製品と同様に、
「Red」は競合他社が請求する価格と比較すれば、
きわめて低価格で超一流のサウンドを提供してくれる。
そう、「Red」はすべてのオーディオファイルにマークされている。
実際、それは私のリスニングにダイナミックな興奮とエネルギーを
増し加えると同時に、
ノイズを減らし、フォーカスとディテールを大幅に改善した。
これらは、容易に達成できる改善ではないのだ。
言い換えるなら、
それは、私がオーディオシステムのために何もしていないのに、
次々とアルバムを換えて再生し続けたいと思わせることだ。
私は躊躇せずに、電源ケーブルの推奨製品に「Red」を挙げよう。
Howard Kneller氏レポートより抜粋(Sound Stage誌)
使用機器
Loudspeakers – MartinLogan Vantage with Descent subwoofer.
Power amplifier – Halcro MC50.
Preamplifier – Nuforce P-9.
Source – DV-9600 universal player.